製品情報PRODUCT
カナヱ1液ウレタン防水キット
カナヱ1液ウレタン防水キットは、屋上・ベランダ・庇などの防水層を改修する際に使用する
「プライマー・1液ウレタン防水材・トップコート」がセットになった製品です。
ワンセットで防水層の改修が可能であり、5㎡使い切りタイプのため材料ロスが少なく経済的です。
また、すべての工程がローラーおよび刷毛の1回塗りで施工可能であり、工期が短縮できます。
防水材のウレタン塗膜は、ゴム弾性のある防水層を形成し、下地への密着や追従性に優れています。
さらに1液タイプのため、配合ミスや硬化不良による不具合の心配をすることなく、安心して防水機能を得る
ことができます。
用途
屋上、ベランダ、庇などの防水層の改修
特徴
- プライマー、1液ウレタン防水材、トップコートが同梱された5㎡使い切りキットです。
- すべての工程がローラーおよび刷毛で施工可能です。
- すべての工程が1回塗りのため、施工時間が短縮できます。
- 防水材が1液ウレタンタイプのため、配合ミスや硬化不良の心配がありません。
- トルエン、キシレンなどを使用していない「特定化学物質非該当品」です。
一般性状(ハイボンドウレタンコート単体の性状です)
項目 |
試験結果 |
試験方法 |
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外観 |
グレー色液体 |
目視 |
粘度(23℃) |
9000〜15000mPa・s |
BH型粘度計 |
加熱残分 |
92~97% |
JIS-K-5407 |
可使時間(23℃) |
40〜60分 |
BH型粘度計 |
初期硬化時間(25℃×50%RH) |
5〜6時間 |
1.5mm厚塗布 |
一般物性(ハイボンドウレタンコート単体の物性です)
項目 |
測定値 |
規格値(※1) |
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引張り性能 |
引張強さ(N/m㎡) |
4.5 |
2.3以上 |
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破断時の伸び(%) |
680 |
450以上 |
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抗張積(N/mm) |
612 |
280以上 |
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引裂性能 |
引裂強さ(N/mm) |
19.0 |
14以上 |
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温度依存性
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引張り強さ(N/m㎡)
| ||||||||||||
試験時温度(-20℃) |
15.0 |
2.3以上 |
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試験時温度(60℃) |
2.7 |
1.4以上 |
破断時のつかみ間伸び率(%)
| |||||||||
試験時温度(-20℃) |
440 |
250以上 |
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試験時温度(23℃) |
430 |
300以上 |
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試験時温度(60℃) |
280 |
200以上 |
||||||||||
加熱伸縮性 |
伸縮率(%) |
-0.4 |
-4.0以上,1.0以下 |
項目 |
測定値 |
規格値(※1) |
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劣化処理後の引張り性能
| ||||||||||||
引張り強さ比(%)
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加熱処理 |
96 |
80以上 |
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促進暴露処理 |
75 |
60以上 |
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アルカリ処理 |
97 |
60以上 |
||||||||||
酸処理 |
98 |
80以上 |
破断時の 伸び率(%)
| |||||||||
加熱処理 |
770 |
400以上 |
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促進暴露処理 |
630 |
400以上 |
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アルカリ処理 |
728 |
400以上 |
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酸処理 |
729 |
400以上 |
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伸び時の劣化性能 |
加熱処理 |
異常なし |
いずれの試験片にもひび割れ、著しい変形を認めない |
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促進暴露処理 |
異常なし |
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オゾン処理 |
異常なし |
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硬化物比重 |
1.4 |
(※1 JIS A 6021に準拠)
施工方法
- 砂、埃、油脂、チョーキング等は、高圧洗浄機などを用いて完全に取り除いてください
- 下地がFRP防水またはウレタン防水の場合は、清掃後にアセトンで軽く拭き掃除をしてください
- 塗装場所以外は、養生テープおよびシートで保護して塗料の付着を防いでください
- ドレン部分は、塗料が流れ込まない様にしっかり養生してください
- 下地は、充分に乾燥させてから次の工程に進んでください
- 下地にクラックがある場合は、適切な下地調整をしてから次の工程に進んでください
-
プライマーK原液を、刷毛またはローラーで塗布してください
- 乾燥後、指触で手に付着しない状態を確認してから次の工程に進んでください
-
- 塗布量:
- 0.2㎏/㎡×1回塗り
- 養生:
- 1時間30分~2時間程度
-
ハイボンド ウレタンコート原液を、水上より流し広げてください
- 防水材の状態や塗布する箇所に合わせて、同梱の希釈剤で粘度調整してください
- 立ち上り部分は、一度捨て塗りしてから再度塗布することで施工が可能です
- 冬期は硬化促進剤を添加し、乾燥時間を調整してください
-
- 塗布量:
- 2.0㎏/㎡×1回塗り
- 養生:
- 夏場 6時間~7時間程度
- 冬場 8時間~9時間程度
- ウレタントップKの主剤に硬化剤を混合し、充分に撹拌してから刷毛またはローラーで塗布してください
- 主剤と硬化剤を混合した後は、1時間以内に使い切るようにしてください
- 養生箇所のテープおよびシートは、乾燥を確認してから除去してください
-
- 塗布量:
- 0.2㎏/㎡×1回塗り
- 養生:
- 16時間以上
-
- *防滑仕上げの場合:
- 先ず主剤に防滑骨材を混合し、撹拌してから5分程度静置してください
その後、硬化剤を混合して再び充分に撹拌してください
施工図
施工上の注意
- 気温5℃以下、湿度85%以上の環境下での施工は避けてください。
- 降雨時・降雪時および施工後6時間以内に降雨・降雪の恐れがある場合の施工は避けてください。
- 施工時は必ず原液を標準塗布量で使用し、混合が必要なものは充分に撹拌してください。
-
下地処理は、防水材の接着力を決定する重要な工程です。特にチョーキング、油脂、埃などは高圧洗浄機等でしっかり除去してください。
これらの上に塗布すると本来の接着力が発揮されず、剥離や膨れが生じる原因となります。 - 降雨や洗浄により下地が湿っている場合は、充分に乾燥させてから施工してください。
- 気温の低い時は乾燥時間が長くなりますので、乾燥状態を確認してから次の工程に進んでください。
製品概要※1
商品名 |
荷姿 |
|
---|---|---|
プライマーK |
1kg |
|
ハイボンドウレタンコート |
10kg |
|
希釈剤 |
200g |
|
硬化促進剤※冬期のみ同梱 |
200g |
|
ウレタントップK 主剤 |
900g |
|
ウレタントップK 硬化剤 |
90g |
|
防滑骨材 |
30g |
色見本※2 |
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ライトグレー(KN-70近似色)※3 |
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グレー(KN-55近似色)※3 |
- 製品改良のため、仕様・外観などを予告なしに変更することがあります
- 表示上での発色となります。日本塗料工業会の色見本帳・日塗工番号(色票番号)にてご確認ください
- 日本塗料工業会 塗料用標準色 2019年K版における色票番号です
取扱い上の注意
- 本来の用途以外には使用しないでください。
- 冷暗所に保管し、開封後は直ちに使用してください。
- ご使用の際は、当カタログや製品本体に記載の注意事項およびSDS(安全データシート)をよくお読みください。
-
ご使用の際は、皮膚・粘膜・目などに入らぬように適切な保護具を着用してください。
万一皮膚に付着した場合は多量の石鹼水で洗い落とし、痛みや外観に変化がある場合は直ちに医師の診察を受けてください。 - 施工中および乾燥中ともに換気を十分に行い、ミストや蒸気を吸い込まない様にしてください。
- 万一、火災が発生した際は、粉末消火器または炭酸ガスを使用し、水は使用しないでください。
- 内容物や容器を廃棄する際は、国および地方自治体の規則に従い産業廃棄物として廃棄してください。